よそ者にとってはなかなか嬉しいものである。
もう一つのお気に入りの家は、山里にある一軒家。
山里といっても住宅街であるが。
細木数子さんの家もわりと近くだったらしいが、確認していない。
この家、木造で純日本風。全部屋カーテン不要、障子であった。
小さい庭には、風情ある草木が植えてあり、灯篭や苔むした石もあり、
枯山水風になっていた。というのは、庭に面した部屋が茶室だったからだ。
実に風流なたたずまい。しか〜し!この茶室、悲惨なことに、
夫のパソコングッズだらけのデジデジルームになってしまった。
しかも散らかり放題。ほんまに、風情も何もあったもんじゃない。
こんな良い家になぜ貧乏人の我々が住めたかというと、
やはり古い家は若い人達には人気がないということと、
家に車庫がなかったことである。
車なんか持っとるはずもない我々にはぴったりの物件であった。
さらに、すぐ近くに娘の幼稚園仲間が二人も住んでいた。
近所に知り合いがいるのは、何とも有難いものだ。
この辺、立派なお宅が多かったが、あるお宅はものすご〜く古い家で、
軒先に沢山の夕顔が植えてあって、まあ、それが美しかったこと。
夕刻に花開く大きい白い花は、
これからお座敷に向かう舞妓さんを思わせる風情がありましたよ。

